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『道浦TIME』

新・ことば事情

6128「中国人選手名のルビ」

リオ五輪、たけなわです。外国人選手もたくさん登場します。あまり聞いたこともない国の全然聞いたことが無い選手の名前に関しては、系列キー局の日本テレビが作成してくれた「選手名表記一覧表」があるので、それを参考にして、

「アレキサンダル」なのか?「アレキサンダー」なのか?

「ポリング」なのか?「ポーリング」なのか?

「バルラム」なのか?「ヴァルラム」なのか?

を決めることにしています。【正解は、全部後者=柔道の選手名】

そういった問題の一つに、

「中国人選手名の表記」

があります。ふだんは中国人名には、

「ルビは振らない」

のが原則で、「よっぽど難しい漢字」(中国の「簡体字」のように「今の日本の漢字」にはないもの)で、「読み方が分からなそう」なときにだけ、

「(日本語の)音読み・平仮名」

でルビを振ります。例えば、

「習近平(しゅうきんぺい)」「李暁霞(りぎょうか)」

のような感じです。(「習近平」には、ふだんルビは振りませんがね。)

しかし、「日本語の音読み」ではなく、

「現地読み」や「英語読み」

の場合には、漢字で書いて、

「カタカナでルビを振る」

ことになります。

「習近平(シージーピン)」「李暁霞(リーシャオシャ)」(=「LI  Xiaoxia」)

といった具合です。もしくは「漢字なしのカタカナ表記」です。

五輪では「両方のケース」が出て来ています。使い分けをするようにしています。

(2016、8、11)

2016年8月15日 20:43 | コメント (0)