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『道浦TIME』

新・ことば事情

6126「スマホとiPhone」

同期のI君が近づいて来て、

「ねえねえ、『スマホ』と『iPhone』の区別は、どういう点で分けるの?」

と聞かれたので、

「『スマホ』はスマートフォン全体の『一般名詞』で、その中の『アップル社のスマホ』の『固有名詞』『商品名』がiPhoneじゃないの?」

と答えました。するとI君は、

「最近、女子高生なんかは『iPhone』は『iPhone』と呼んで、それ以外のスマートフォンを『スマホ』と呼んでるみたいなんよ」

「えー!そうなの?『ガラケー』じゃない、画面を指で操作する携帯電話端末はみんな『スマホ』だと思ってた!」

「日本は、世界的に見ても『iPhone』の普及率が異常に高いから、そういう区分になって来ているのかもしれないね」

という話でした。

ただ、日本の「スマホ」の普及率は、実はまだ「50%」を、こないだ超えたばかりで、ほぼ半数の人は「ガラケー」を使っているわけで、必ずしもそういった呼び方が一般的だとは言えないのだとは思いますが。

で、ここで問題は、

「I君が、なぜ女子高生の呼び方を知っているか?」

ということですね。

(2016、8、10)

2016年8月11日 21:11 | コメント (0)