新・読書日記 2016_121
『日本会議の正体』(青木理、平凡社新書:2016、7、8初版第1刷・2016、7、27初版第2刷)
このところ注目を浴びている「日本会議」。
「にほん」と読むのか「にっぽん」と読むのかは、この本の最初を読むだけで確認できる。ちゃんと、
「にっぽん」
と書いてある。勉強になった。。。。。
いや、それだけではない、大体は、「2016読書日記090」で書いた『日本会議の研究』(菅野完、扶桑社新書)を以前に読んだので、「おさらい」になったのだが、以前「ミヤネ屋」にも出て頂いていた青木理さんは、さすがジャーナリスト、「日本会議」の関連の方々に、直接取材=インタビューを行っており、その一問一答を、そのまま紙上に載せているのが貴重。(頑なにインタビューに応じなかった人もいるようだが、そのことが、その人物の輪郭を浮き彫りにしている。)
そんな中で、ちょうど「第3次再改造安倍内閣」の目玉として「防衛大臣」になった「稲田朋美氏」にもインタビューしていて、その部分が、この本の"一番のキモ"になっているのではないかなと感じた。
そして、防衛大臣就任後、最初の(一番の)注目事項である、稲田防衛相の「8月15日の靖国神社参拝」は、避けられた。「ジブチ」へ海外視察に出かけていたからだ。「参拝しない」ことが不自然でない様に、稲田防衛大臣は「ジブチ視察」に出かけた(もしくは行かされた・・・安倍総理、あるいはその側近に)のではないだろうか。
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