新・ことば事情
6084「ナツバ」
京阪電車の駅で見かけた、大きな文字のポスター。丸いハンコの印面のような枠の中に、こう書いてありました。
「ナツバ」
なんだろうな?と思ってみたら、この「バ」の字が大きい。あ、そうか、
「『夏場』と『夏バーゲン』の略語をかけた、複合語だ!」
と気付きました。グーグル検索では(7月4日)、
「ナツバ」=1560件
しかありませんでした。また、検索ワードを広げて見ても、
「ナツバ・夏・バーゲン」=252件
でした。そして、
「夏バーゲン」=20万7000件
こちらは、たくさん出て来ました。「ナツバ」が「夏のバーゲン」には結びついていないのですね。他のシーズンはどうか、検索してみましょうか。
「春バーゲン」=2万1000件
「秋バーゲン」=2万5800件
「冬バーゲン」=5万4300件
夏「バーゲン」が一番多く、次が「冬バーゲン」ですね。「夏物・冬物」は一掃セールがあるから「春・秋」より「バーゲン」が多いのかも。そして、
「ハルバ」= 3万9300件
「アキバ」=71万7000件
「フユバ」= 451件
あきらかに「アキバ」は「秋葉原」を意味している言葉が出て来ていますね。また、「ハルバ」は、何か食べ物の名前がトップに出て来ました。それ以外は、ほとんど使われていない言葉のようです。ついでに、
「ハルバ・春・バーゲン」= 163件
「アキバ・秋・バーゲン」=12万8000件
「フユバ・冬・バーゲン」= 5件
でした。