新・ことば事情
6079「ハンセン帽」
2016年3月2日に日テレ『ヒルナンデス!』を見ていたら、
「今、ハンセン帽が流行ってるかも」
という言葉を耳にしました。この、
「ハンセン帽」
というのは、
「反戦帽」
ではありません。プロレスラーの、
「『スタン・ハンセン』がかぶっていたような帽子」
のことだそうです。
グーグル検索では(6月28日)
「ハンセン帽」 =26件
「スタンハンセン帽」=4件
なんだ、全然使われてない言葉じゃないか!それどころか、「スタン・ハンセン」じゃない人の「ハンセン帽」も出て来ました。
「ヘリーハンセン」
という人(?ブランド?)の「トレッカーハット」「キャップ帽子」が出て来たのです。
いろんな帽子があるんですねえ。「HH」のデザインは、見たことがあるな。
ところで、ハンセンがかぶっていた帽子って、いわゆる
「テンガロンハット」
なのでは?ところで、「テンガロンハット」は、なぜ「テンガロン」と言うのか?それは辞書(広辞苑)に載っています。
*「テンガロンハット」=「(水が10ガロン入るという誇張から)カウボーイなどがかぶる、山が高く鍔(つば)の広い帽子。カウボーイハットの一種」
でも「ガロン」という単位が分かりませんので、これも調べます。
*「ガロン」=「ヤード・ポンド方の退席の単位。1ガロンはイギリスでは約4,546リットル、アメリカでは約3,785リットル。日本では後者を用いる。記号gal」
アメリカとイギリスで量が違うというのは、ややこしいですが、まあおおよそ、
「1ガロン=4リットル」
と考えると「10ガロン」は「40リットル」。2ℓのペットボトル20本分か。そんなに入るかい!!
ま、大げさにね、言っているのですね。大きいことは、いいことだ。