新・ことば事情
6075「雨の降り方による表現」
4月に大地震があった熊本を始め、九州各地で豪雨が降っています。それを報道する際の「雨の降り方による表現」
ですが、実は気象庁によって「雨の量による表現」というのが決まっているのです。
気象庁「雨の強さと降り方」では、
「1時間雨量」によって、以下のように区分となっています。
10ミリ以上~20ミリ未満=「やや強い雨」
20ミリ以上~30ミリ未満=「強い雨」
30ミリ以上~50ミリ未満=「激しい雨」
50ミリ以上~80ミリ未満=「非常に激しい雨」
80ミリ以上~ =「猛烈な雨」
【参考サイト】
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/amehyo.html
今回、熊本では、
「1時間に150ミリ」
という、
「一番激しい表現(80ミリ以上)のさらに倍」
に近い「もんのすごい量・とんでもない量の雨が降った」ということですね・・・。
今回は、6人の方が亡くなっています。お悔やみ申し上げると共に、引き続き警戒をしてください。