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『道浦TIME』

新・読書日記 2016_090

『日本会議の研究』(菅野完、扶桑社新書:2016、5、1)

いま、ベストセラーです。いっとき、本屋さんの店頭から消えたというウワサも。たしかにあまり見かけなかった時期もありましたが、今はもうバンバン出ています。

安倍政権がいろいろな問題を抱え、「アベノミクス」が、誰がどう見たって失敗しているにもかかわらず「成功した」と強弁し、いろんな失言などもありながら、なぜ支持率も下がらずに延命しているのか?また、安倍首相が突っ走る日本の「右傾化」的傾向を、思想的に支えている「陰の存在」は何なのか?それを探って行った時に「日本会議」という存在が浮かび上がってきたのだ。民間の保守団体であり、草の根ネットワークで広がった組織「日本会議」。その歴史と現在への影響に至るまでを調査し調べた一冊。そもそもは「生長の家」から始まったが、「生長の家」が政治活動をやめたときに分派していった人たちが、今の「日本会議」を作り上げたという。ちょっと「陰謀論」的なにおいもするのだが、知らなかった裏の世界を覗き見ることができた。


star4

(2016、5、20読了)

2016年6月 6日 19:55 | コメント (0)