新・読書日記 2016_076
『雑学の威力』(やくみつる、小学館新書:2016、4、6)
「ミヤネ屋」にもご出演頂いている「やくみつる」さんの著書。本屋さんで見つけて購入。
やくさんと言えば、最近は本業の「漫画家」としてよりも「クイズ解答者」「大相撲解説者」「コメンテーター」としての側面がクローズアップされることが多いが、いずれにせよ「博識」として知られている。
もともと私も「雑学」は好きで、本人は特に「雑」とは思ってないのですが、周囲から見ると「雑」なんでしょうね、とおっちらかっていて。
「雑も積もれば、専門性をもつ」ということで「威力」しおいれより、「雑学」の持つ効用と、どうすれば「雑学王」に近づけるか?ということが記されているのですが、「雑学」は「そのために、無理して努力する」ものではなく、日常生活の中で「好き」なものを見つけて、「努力」という気持ちも無しに「好きだからやってたら、知識が積もり積もってしまった」ということだと。だから一番は「好きなものを見つける」というにが、一番大事なのかなあと。同感です。やくさんほど徹底してないけど、私もまあ、同じようなことを日々やっているので、大変共感を持って読むことができました。
最近「雑談力」なんて本も見かけるけど、「雑学」はもちろん「雑談力」に通じますよね。そんな話もたくさん載っています。語り下ろしのような、スムーズで肩の張らない一冊です。
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