新・読書日記 2016_074
『日本百名山』(深田久弥、新潮文庫:1978、11、27初版・2005、4、25第46刷改版・2013、6、5第54刷)
有名なこの本、昭和39年(1964年)に新潮社から単行本が出て、1964年に読売文学賞を受賞している。1978年には「文庫本」が出た。その文庫本が、35年間でなんと54刷!なんというロングセラー!中高年の方に「登山」特に「百名山登山」が流行して久しいが、その「バイブル」ともいうべき一冊。著者は1903年生まれ。1971年に亡くなっているが、脈々と読み継がれ、登り続けられている。
私がこの本を手に取った理由は、
「日本百名山」
という「日本」の読み方は「ニホン」か?それとも「ニッポン」か?を調べるためだった。
本書の「奥付」を見ると、「日本百名山」という書名に、
「にほんひゃくめいざん」
と平仮名でルビが振ってあった。「ニホン」だ!
ちなみにNHKの衛星放送でやっている「山」の番組のタイトルは、
「ニッポン百名山」
おそらく、漢字で書くとこの本のタイトルと同じになってしまうので避け、また「ニホン」としたら「日本百名山」と同じ読み方になってしまうので、あえて「ニッポン」と「読み方」も「表記」も変えたのではないかな?と思いました。
それにしても、なんで人はこんなに、山に登りたがるんだろう?それは、やはり、
「そこに山があるからだ」
としか言えないわなあ・・・。
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