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『道浦TIME』

新・読書日記 2016_055

『大阪体育大学サッカー部50年史』(大阪体育大学サッカー部後援会編:2016、2、27)

 

会社に入ってから7~8年、サッカー中継を担当していた。今から25年~30年前の話。高校サッカー、大学サッカー、Jリーグ結成前の日本リーグなど。中でも大学サッカーは、当時、大商大や大体大、同志社など関西の大学が強かった。そのころ取材で知り合った大学サッカーの監督さんとは、今でも年賀状のやりとりなどの付き合いはある。その中のお一人が、大阪体育大学サッカー部部長・総監督の坂本康博先生だ。その坂本先生から(だと思う)「大阪体育大学サッカー部」の「50年史」が送られて来た。後援会が作った私家版であろう。懐かしくて、ついつい読み込んでしまったハッと気付くと1時間以上たっていた。30年前(1985年)に、大商大と両校優勝で「大学日本一」を達成した大体大サッカー部だが、その後、低迷の時期が続き、2部落ちも経験。しかし見事、復活を果たし、2013年には2度目の日本一を単独で達成している。

もう、現在の選手たちは、「(私の)子どもたちの世代」ではあるが、本に収められた古い写真を見ると、創部間もない頃から10年目ぐらいまでの写真は、今のような「アスリート」という感じではなく、本当にアマチュアと言うか、サッカーが好きで集まった"若者"という風情であり、懐かしく思い出される。その若さを60年、70年、100年とつなげていってほしいと思いました。

なお、一つ驚いたのは、1985年の「大学日本一」の祝賀会の写真に、「故・やしきたかじん」さんが写っていること。たかじんさんは、サッカーにはあまり興味はなかったと思うが、もしかしたら祝賀会の余興で歌ってもらうために、後援会が呼んだのかもしれないと思いました。

 

 


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(2016、4、4読了)

2016年4月 7日 22:58 | コメント (0)