新・読書日記 2016_041
『インフェルノ(中)』(ダン・ブラウン著、越前敏弥訳、角川文庫:2016、2、25)
「インフェルノ」と聞くと、私達世代が思い浮かべるのは、映画の『タワーリング・インフェルノ』だと思う。しかし、「インフェルノ」の意味が「地獄」であることを知ったのは、ここ十数年ぐらいではないかな、私の場合。わりと最近です。
この小説は、ダンテの『神曲』の「地獄篇」をモチーフにしている。このダン・ブラウンの作品は、常にこのダンテの『神曲』のイメージを伴っているとのことだ。読んでないけど、「そうか、それならダンテの『神曲』を読んでみようかな」という気にさせられる。
近くの紀伊國屋書店に行ったが、置いてなかったよう。
文章のスピード感は「上巻」に比べると少し落ちた気がしたが、その分じっくりと読ませる。
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