新・ことば事情
6013「とうでん」
和歌山県で、15年ぐらい前から空き家になっている家が、景観を乱しているとして、強制代執行が行われたというニュースが、3月2日のNHKで流れていました。その中で、行政代執行を行っている「和歌山県の行政側の人」が、
「とうでん」
と言っていました。これは、
「盗電」
でも、
「東電(東京電力)」
でもなく、とうでん、いや当然、
「とうぜん(当然)」
と言っているのでしょうね。
和歌山弁では「ザ行」が「ダ行」に聞こえる発音をするんだなあ、そして、この人は間違いなく「和歌山の地の人」だなあと確認できました。