新・ことば事情
6010「ハスか?スイレンか?」
2月23日の「ミヤネ屋」の放送で、清原容疑者が、
「ハスが、一番好きな花です」
と(メールで)言ったという際の説明で、「ハス」の花のイメージ写真が写っているのですが、この写真の花が、
「『ハス』ではなく『スイレン』だ」
という視聴者からのご指摘がありました。
結論から言うと、「視聴者のご指摘通り」なのですが、間違っていた(「スイレン」の写真を載せていた)のは、「スポーツニッポン」(東京版)2月10日付紙面で、「ミヤネ屋」で作ったVTRでは、正しく「ハス」の花のイメージ映像を出していたということのようでした。しかし、「スポニチ」の写真が間違っているということには、全然、気付いていませんでした。
ちなみに「ハス」と「スイレン」の見分け方は、主にですが、
*「ハス」
=(1)茎が水面から伸びて、その先に花が咲く。
(2)葉っぱは、完全に閉じた円形で、水面に浮かんでいる。
*「スイレン」
=(1)茎が水面下にあり、花が水面に浮かんでいるように咲く。
(2)葉っぱは円が少し割れて「カニのハサミ」のような形をしていて、
水面から離れて伸びた茎の先にある。
のだそうです。
「ハス」はお釈迦様の「仏教画」に出て来ますし、「スイレン」は「モネ」の絵で有名ですね。3月1日からの京都市美術館での「モネ展」にでも行って勉強するとしましょう。
それにしても、視聴者の方はよく見ていますね。勉強になりました!