Top

『道浦TIME』

新・ことば事情

6008「パヤパヤ」

 

 

このところ、日本テレビの『月曜から夜ふかし』で、マツコ・デラックスさんが連発している言葉(ギャグ?)に、

「パヤパヤ」

があります。私なんかの語感だと「パヤパヤ」は、

「やめてけれ」

で一世を風靡した、

「老人と子供のポルカ」

を思い出します、ズビズバー、左卜全。マツコさんは、

「恵比寿の個室合コンで、パヤパヤしてるんでしょ」

などと怒気をはらんだ声で話しています。

意味合いから言うと、

「イチャイチャ」

とか、その昔に流行った

「ニャンニャン」

に当たるような感じですが、「パ」という「半濁音」が、

「あっけらかんとした能天気さ」

を示しており、また「ヤ」という「あの母音の明るさ」は、「イチャイチャ」「ニャンヤン」にあった「拗音の粘り気」がありません。その分「あっけらかん」として

「何も考えていない感じ」

が強調されているように感じます。その「何も考えていない」ことに、マツコさんは苛立ちを覚えるのではないでしょうか?

また「恵比寿」という土地にも、かなり、

「恨みの感情」

を持っているように感じます。ある意味、具体的な地名として「恵比寿」を例示するのは、「悪意」を感じますもんね。一体、何があったのか?ぜひ、「夜ふかし」で取材してほしいものです。

 

(2016、2、29)

2016年2月29日 20:49 | コメント (0)