新・ことば事情
6008「パヤパヤ」
このところ、日本テレビの『月曜から夜ふかし』で、マツコ・デラックスさんが連発している言葉(ギャグ?)に、
「パヤパヤ」
があります。私なんかの語感だと「パヤパヤ」は、
「やめてけれ」
で一世を風靡した、
「老人と子供のポルカ」
を思い出します、ズビズバー、左卜全。マツコさんは、
「恵比寿の個室合コンで、パヤパヤしてるんでしょ」
などと怒気をはらんだ声で話しています。
意味合いから言うと、
「イチャイチャ」
とか、その昔に流行った
「ニャンニャン」
に当たるような感じですが、「パ」という「半濁音」が、
「あっけらかんとした能天気さ」
を示しており、また「ヤ」という「あの母音の明るさ」は、「イチャイチャ」「ニャンヤン」にあった「拗音の粘り気」がありません。その分「あっけらかん」として
「何も考えていない感じ」
が強調されているように感じます。その「何も考えていない」ことに、マツコさんは苛立ちを覚えるのではないでしょうか?
また「恵比寿」という土地にも、かなり、
「恨みの感情」
を持っているように感じます。ある意味、具体的な地名として「恵比寿」を例示するのは、「悪意」を感じますもんね。一体、何があったのか?ぜひ、「夜ふかし」で取材してほしいものです。