新・ことば事情
5994「『していた』のアクセント」
甘利前経済再生担当大臣の元秘書の、千葉県の建設会社とUR(都市再生機構)との補償交渉への関与に関して、URの上西郁夫理事長は、2月16日の衆院予算委員会で、
「(補償交渉に)同席していたことが関与していたと定義すれば、その通りだ」と、事実上、
「関与していた」
という内容の証言をしました。
この、「していた」部分のアクセントを、日本テレビの矢島アナウンサーは、2月16日お昼の「ストレイトニュース」で
「シ/テイ\タト」
と読みましたが、これは正しくは、
「シ/テイタ\ト」
でしょう。最近・・・と言っても、ここもう15年ぐらいですが、(日本テレビの小栗さんが、私が最初にこのアクセントに気付いた人です。)
「イ\タ」
というアクセント、気になります。しかし、アナウンサーの中でも、かなり主流になって来ているようですが、私は断固、戦います!
なお、2000年に書かれた「平成ことば事情102 して いて」も、お読みください。