新・読書日記 2016_014
『教場』(長岡弘樹、小学館文庫:2015、12、13)
単行本は2013年に出ていた。
警察学校が舞台の小説。つい一晩で読んでしまった。でも「学校」が舞台だから、「いじめ」とかがあって、それを乗り越えて一人前になる、というような感じでは、いわゆる「学校小説」的な世界。そこに「軍隊もの」的要素も入って来る。「グローイングアップもの」のような感じ。
「肝に命じる」と日記に書いてあったシーンで「あっ、誤植だ!」と思ったら、それはひっかけで、「危ない危ない、『肝に銘じる』は『銘じる』だった!」という一文が、次のページに出て来て、「あ、やられた!」と思いました。
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