新・読書日記 2016_013
『熟年夫婦のスペイン行き当たりばったり移住記』(行宗蒼一、ダイヤモンド・ビッグ社:2016、1,1)
今年(2016年)読んだ2冊目の本。たまたま本屋さんで見かけて、著者が元NHKのアナウンサーだという点と、やはり「スペイン好き」という共通点があって、手に取りました。NHKのアナウンサーと言っても、AK(東京)ではなく地方局を回っていて、しかもどちらかというラジオが中心だったということで、年齢ももう70歳ぐらいの方なので、存じ上げませんでした。1980年ごろには、もうNHKを辞めてフリーになっていたと。私がアナウンサーになる前の話ですね。その後、川崎敬三さん(去年、亡くなった!)が司会をしていたテレビ朝日の「アフタヌーンショー」でリポーターをしていたそうだが、それも知らなかった。
そして、60歳を機にスペインに「移住しよう」としたのだが、その際のゴタゴタを記している。もう10年も前のことなので、今、役に立つかどうかはちょっとわからないが、10年前に書いて出版の機会をうかがっていたのかもしれない。川崎敬三さんが亡くなったことで「あのアフタヌーンショーの・・・」という見方をする人が「買って読んでくれるかな?」ということではないか?ま、私が見事に「そのうちの一人」に当たったわけだが。
今読んでも役に立つように、しっかり「注釈」で、現在の情報も載せてあります。
一時期、「老後を海外で過ごす」というのが流行った(まさに10年ぐらい前)が、今は「下火」なんじゃないかなあ。でも、楽しく読ませて頂きました。
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