新・読書日記 2007_007
『伊福部昭と戦後日本映画』(小林淳、アルファベータ:2014、7、10 )
一昨年に買って100ページほど読んでそのままになっていたのを、頑張って読んだ。
500ページ近い、辞書のような本。学術書ですね、これは。
あの映画「ゴジラ」のテーマソングで有名な(というか、それしか知らなかった)作曲家・伊福部昭が、こんなにたくさん映画音楽を作曲していたとは知らなかった。
伊福部と、映画監督たちの交流や、北海道の釧路市生まれ(幣舞橋!)であるとか、作曲家になる前は営林署に勤務していたとかも知らなかったが、平成になっても曲を書き続けた伊福部の活動を追うだけで、まさに戦後の日本映画の歴史をたどることが出来た。勉強になりました。
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