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『道浦TIME』

新・ことば事情

5946「『卒論』のアクセント」

 

 

不倫問題で世の中を騒がせている、ベッキーと「ゲスの極み乙女。」の川谷絵音(えのん)。先日、そのベッキーの吹き替えを、林マオアナウンサーが行っていました。その中に出て来た、「卒業論文」の略語

「卒論」

これは二人が「川谷の離婚」を「卒論」としゃれて呼んでいたのですが、それを記したLINEの文章を、林アナは、

「ソ/ツ\ロン」

という「中高アクセント」で読んでいたのですが、これは「関西の若者のアクセント」です。林さん!ベッキーは関西人ではないですよ。

「共通語(標準語)のアクセント」は、

「ソ/ツロン」

「平板アクセント」ですね。

ちなみに関西でも、もう少し伝統的なアクセントだと

「ソツロ/ン」

というように「ン」の所までは低く、「ン」だけ上がる感じです。

ベッキーの吹き替えであるならば、

×「ソ/ツ\ロン」→○「ソ/ツロン」

とすべきでしたね。

 

(2016、1、15)

2016年1月20日 10:26 | コメント (0)