Top

『道浦TIME』

新・読書日記 2015_180

『大世界史~現代を生きぬく最強の教科書』(佐藤優・池上彰、文春新書:2015、10、20)

 

 

現代の世界の状況を、歴史の中から説く2人。かたや文章・文字で、かたやテレビメディア・話し言葉で伝える第一人者同士が語り合った内容を一冊にまとめたもの。

11章に及ぶ対談のタイトルを見てみると「なぜ、いま、大世界史か」「中東こそ大転換の震源地」「オスマン帝国の逆襲」「習近平の中国は明王朝」「ドイツ帝国の復活が問題」「『アメリカvs.ロシア』の地政学」「『右』も『左』も沖縄を知らない」「『イスラム国』が核をもつ日」「ウェストファリア条約から始まる」「ビリギャルの世界史的意義」「最強の世界史勉強法」。

「帝国」という概念が、21世紀に復活している状況がよくわかる。

また、過激派組織「イスラム国」が「核兵器」を持つようになることが、世界にとって一番の懸案事項だと。「ドローン」の誕生が戦争と歴史を変えるとまで。興味深い内容が満載です。

 


star5

2016年1月12日 11:51 | コメント (0)