新・読書日記 2015_129
『じみへん②』(中崎タツヤ、小学館:1992、11、10)
この間「2015読書日記111『じみへん(最終回)』で、
「『じみへん』は、連載が始まった頃の最初の単行本を持っています。持っているはずです、また捜しておきますが。」
と書いたが、捜したらあっさり出て来た。でも「最初の単行本」ではなく「2冊目(第2集)」だった。それでも1992年に出た物だから、もう23年前。初期の作品。
読んでみて驚いたのは、この頃はセリフの文字も多いし、絵もかなり描き込んでいて、全体の印象が「黒い」のだ。最近の「じみへん」は、あまりセリフもないし、「間」が大きなスペースを占めていて、全体にページの印象が「白っぽかった」のだ。もう、全然違う。いつ頃からこうなったのか?遡って調べてみるのは、何か、論文の題材になるかもしれない。この23年前の2冊目の単行本の「あとがき」には、こう記されている。
「始めてから3年以上たっているから、少しずつ内容が変化しているかもしれない。そのへんもお楽しみ下さい」
たしかに!
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