Top

『道浦TIME』

新・ことば事情

5855「連チャンのチャン」

 

突然、ひらめきました。

 

「何かを連続して行うことを、俗語で『連チャン』というが、この『チャン』は、麻雀の『半荘(ハンチャン)』の『荘(チャン)』だ!」

 

「麻雀用語」から来ていたのか。

『広辞苑』『明鏡国語辞典』『新明解国語辞典』には載っていませんでしたが、大きい辞書(『精選版日本国語大辞典』)を引いたら、ちゃんと載っていました。

 

「レンチャン(連荘)」=(1)麻雀で、荘家()が上がったり、または誰も上がれなかったりして、同一の親が続くこと。※用例省略(2)((1)から転じて)同じ事が続くことをいう俗語。(例)連荘で飲む

 

そうだったのか。今頃、気付くとは!

そして、これも驚いたことに、小さい辞書(『三省堂国語辞典』)にも載っているではないですか!

「れんチャン(連荘)」=【チャン(=荘)は中国語】(1)マージャンで親が続けて上がること。(例)三連荘(2)(俗)同種のことが続くこと。(例)会議の連荘

やっぱり、今も使われている言葉なんですね。

(2015、8、27)

2015年8月28日 12:46 | コメント (0)