新・ことば事情
5855「連チャンのチャン」
突然、ひらめきました。
「何かを連続して行うことを、俗語で『連チャン』というが、この『チャン』は、麻雀の『半荘(ハンチャン)』の『荘(チャン)』だ!」
「麻雀用語」から来ていたのか。
『広辞苑』『明鏡国語辞典』『新明解国語辞典』には載っていませんでしたが、大きい辞書(『精選版日本国語大辞典』)を引いたら、ちゃんと載っていました。
「レンチャン(連荘)」=(1)麻雀で、荘家(親)が上がったり、または誰も上がれなかったりして、同一の親が続くこと。※用例省略(2)((1)から転じて)同じ事が続くことをいう俗語。(例)連荘で飲む
そうだったのか。今頃、気付くとは!
そして、これも驚いたことに、小さい辞書(『三省堂国語辞典』)にも載っているではないですか!
「れんチャン(連荘)」=【チャン(=荘)は中国語】(1)マージャンで親が続けて上がること。(例)三連荘(2)(俗)同種のことが続くこと。(例)会議の連荘
やっぱり、今も使われている言葉なんですね。