新・ことば事情
5840「ゆうりょう講習」
運転免許の更新に行って来ました。いつもは平日の午前中に、会社へ行くのはちょっと遅くさせてもらって、家の近く(15分ぐらい)の警察署に行って、手続きと講習で1時間ちょっと、免許証は後日、郵送してもらっていたのですが、今回は、
「平日は、午前中でも抜けてもらっては困る」
という「ミヤネ屋」スタッフの声で、平日午前中に抜け出すことができず(頼りにされているのはうれしいけれど、5年に1回しかないんだから少しぐらい抜けてもいいだろうというという不満も抱えつつ)、日曜日に、家から少し遠い(1時間15分ぐらいの)古川橋の運転免許場まで行ってきました。
久々に行ってみたら(たぶん20年ぶりぐらい?)、とっても新しくキレイになっていてビックリ!遠い所を行くだけあって、ここでは免許証が「即日交付」されます。まあ、2時間ほど、時間はかかるんですが。
広い構内には、説明のための係員はあまりおらず、それでも、粛々と更新者の皆さんは動いています。係員を無駄に増やして税金を使うよりは、いいのか。
写真撮影まで終わって、後は「30分の講習」を受けるだけです。「ゴールド免許」の、
「優良ドライバー」
なので。これが5年間に何らかの違反を犯していたら「60分」の講習を受けなくてはなりません。講習は「30分」でも、それまでに「60分」待たせたら、別におんなじだよなあ、待ち時間も短くしてくれなきゃ。「講義室」の前にたくさん並んで待っているんですが、いつから講習が始まるのか、全く案内がありません。15分ほど待って、トイレに行っていた隙に何らかの案内があったようで、先ほどまで閉まっていた講義室の一つの扉が開いて、係員の女性に名前を呼ばれたらしき何人かが、部屋の中に入って行きます。
私の名前も呼ばれたのか?と思い、女性係員に、
「名前、呼びましたか?」
と聞いて書類を見せたら、
「『ゆうりょう講習』は、こちらではありません」
と言われました。
「有料講習?金、取るのか?『無料』講習はないんですか?」
と聞こうかと思ったら、違いました。
「優良講習」
でした。もう「者」ぐらい略さないで、
「優良者講習」
とちゃんと言ってほしいと思いました。おちおち、トイレにも行ってられない。