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『道浦TIME』

新・読書日記 2015_102

『縁の切り方~絆と孤独を考える』(中川淳一郎、小学館新書:2014、12、6)

 

著者は『ウェブはバカと暇人のもの』(光文社新書)などで知られるネットニュース編集者でライター。

たまたま同時に買ったのが、蛭子さんの『ひとりぼっちを笑うな』。並べると、

『ひとりぼっちを笑うな』『縁の切り方~絆と孤独を考える』。

なんだか、孤独になりたいと考えているか、既に孤独なのか?と、書店員さんに思われたのではないか?

共に結果としては同じような「自分をしっかり持って」というところになるのだが、この本の著者である中川さんと蛭子さんでは、まったく性格の方向性(ベクトル)は「逆」だと思うのだけど。しかし、実は中川さんは、「婚約者を自殺で失う」という経験をしているという。蛭子さんも、奥さんを病気で若くして失っている(51歳)。そういった共通点から「孤独」「ひとりぼっち」について考えざるえなくなった。その結果、「人間としての生き方」に通じる哲学的な思考を経て「実際に生活していく上での、自らの生き方」が定まったのではないだろうか?と思った。


star4

(2015、7、16読了)

2015年7月19日 18:09 | コメント (0)