新・読書日記 2015_078
『すべて真夜中の恋人たち』(川上未映子、講談社、2011、10、12)
この本も出てすぐに購入しが、読むのは後回しになっていて、気付けば4年近くもたっていた・・・。ツイッターで、校閲のお仕事をしている方が、
「主人公は、フリーの校閲の女性」
と書いているのを読んで、読んでみる気になって、読み始めたら2日で読んでしまった。
女性作家の、30代女性が主人公の恋愛小説。という意味でも読んだ感じでも、川上弘美の「センセイの鞄」や、小川洋子の「博士が愛した数式」を彷彿させる。相手は物理の先生だしね。ビニル、ジーバンといった表記に、時代と個性を感じる。"こじらせ女子"の初恋物語。青春モノだな、その意味で。
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