新・読書日記 2015_076
『本が多すぎる』(酒井順子、文春文庫:2014、6、10)
「2015読書日記075」で書いた(読んだ)『本で床は抜けるのか』(西牟田靖)に続いて読んだのが、この本。いやあ、本好きは悩んでいますよ!(本当は、「本が多すぎる」→「本で床は抜けるのか」のほうが、きれいな順番でしたが)
「週刊文春」で連載している書評、それをまとめたのが本書なので、タイトルがこうなったのだろう。つまり「書評するには本が多すぎて!」というある意味「うれしい悲鳴」なのかも?
2005年4月から2013年11月までの分が載っているので、まさに「クロニクル」として「時代を読む」ことにもつながる。つながっているここ10年・・・。538ページもある分厚い文庫本は、たっぷりと楽しめる。
表紙を見ると、英語でもタイトルが付いていて、
「Lost in the Forest of Books」
と記されていた。つまり、
「本の森で迷子」
ですね。
困ったなあ、この本を読んだことで、また読みたい本が増えちゃったよう・・・。
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