新・読書日記 2015_070
『マリファナも銃もバカもOKの国~言霊USA2015』(町山智浩、文藝春秋:2015、4、25)
ド派手な表紙は、ちょっと手を出すのをためらうぐらいだが、中身はめちゃくちゃ面白い、ためになる現代アメリカ情報が満載。また、表紙では迫力ありすぎる澤井健画伯のイラストは、本文と相まって更なる情報を与えてくれて、町山さんと最強コンビだと思う。
『週刊文春』誌上で2014年3月~2015年3月までの1年間に連載されたコラムを集めたもの。『週刊文春』は毎週買って読んでいるし、このコラムは大好きなのだが、こうやってまとめて読むと、「初めて読んだ」ものが幾つかある。読み飛ばしていたのか、なぜか読んでなかったのか...でも、そういうのがいくつかあったほうが、新鮮でもある。
タイトルを見ると、町山さんはアメリカをバカにしているようにも見えるが、実はこの「おバカな国」を、心底愛しているというか、認めているのだなあと思えてくる。
勉強になりました!
それにしても、最新の『週刊文春』のこのコラムの欄外のところで、この最新の本ではなく、去年の本の宣伝をしているのはなぜ?
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