新・読書日記 2015_060
『原発とどう向き合うか~科学者たちとの対話 2011~'14』(沢田哲生編、新潮新書:2014、8、20)
ちょうどこれを書く前日に、福井地裁で、高浜原発3・4号機の再稼働は認めないという判決が出たが、この本を読んだのは、そのちょうど1か月前、旅行中のスペインの列車の中で。
サブタイトルにあるように2011年、つまり「福島原発事故」が起きてから2014年までの間に、編者である澤田哲生氏が中心となった対談を集めたもの。
澤田さんは「反原発派」かと思っていたが、そうでもない。「是々非々」でいく。第一義は「命」を守るということですよね。経済問題も大事だが、それより何より「安全」は、大前提として確保しなければならないと思う。
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