新・読書日記 2015_035
『サランラップのサランって何?~誰かに話したくてしかたなくなる"あの名前"の意外な由来』(金澤信幸、講談社文庫:2015、2、13第1刷)
2年前に同じ著者の『バラ肉のバラって何?~誰かに教えたくてたまらなくなる"あの言葉"の本当の意味』(金澤信幸、講談社文庫:2013、6、14)を読んで「2013読書日記180」に感想を書いたところ、著者の金澤さんから連絡を頂いた。なんでも、私が「読書日記」に感想を書いた日に、アマゾンかなんかで急に売り上げランキングが上がったそうだ。理由を調べたところ、どうやらこの「読書日記」で褒めたおかげだと、お礼を言われた。いや、そんなに影響力ないと思いますけど。でもやっぱり、著者は自分の本の評判をチェックしているんですね。
で、阪急梅田駅の「ブックファースト」をのぞいたら、この本が目に入ってさっそく購入!
なんだ、金澤さん、送ってくれたらいいのに・・・と思いながら、
「でも、自分が興味を持っているおもしろい本は、やはり買わなきゃ!」
と思い購入、一気に読み終わった。
いやいや、勉強になりますね。もちろん、この仕事をしているので「特定商品名」については多少の知識はあり、「知ってる、知ってる」というものもありましたが、半分以上、知らないものでした。特に、タイトル「サランラップ」の語源、知らなかったなあ。サブタイトルの「誰かに教えたくてたまらなくなる"あの言葉"の本当の意味」(長い!)にウソはない。いくつか挙げて見ましょうか?
「近江兄弟社の兄弟社って、兄弟が作った会社ではない」
「フマキラーの最初の名前は『フモキラー』だった」
「スターバックスって、最初は『ピークォッド』としようとしたが・・・」
「目黒区洗足って、日蓮が足を洗った洗足池からできた地名」
などなど。ほら、読みたくなって来たでしょ?
買って読んでください。
なお、本書を読み終わって一週間ほどした頃、金澤さんから「献本」が届きました。ありがとうございます!