新・ことば事情
5700「タワマン・スピスケ・防カメ」
3月23日、テレビ朝日のお昼のニュースを見ていたら、上のほうにこんなサイドスーパーが出て来ました。
「タワマン一体型庁舎」
うん?なんだ、「タワマン」って。ドリンク剤か?・・・それは「タフマン」。
そう、お気づきの通り、
「タワーマンション」
を略して「タワマン」と言うことのようです。でも、ニュースでそんな略し方ってあるの???そう思いながら見ていたら、続いてこんなのも出て来ました。
「スピスケW杯」
「スピスケ」って・・・「スピードスケート」か!うーん、略しすぎでは?
「スケートW杯」
でいいんじゃないですかね?
サイドスーパーはスペースが狭いために、長い言葉、特に「カタカナ語」は字数が多くなってしまうので略すのでしょうけれど、それにしても略しすぎではないですかね。
そう思っていたら、今度は4月3日の日本テレビ「スッキリ!」で、
「店員切り付け逃走 防カメの男か?」
というサイドスーパーを発見!この、
「防カメ」
というのは、もちろん、
「防犯カメラ」
のことでしょう。「カメラ」を略して「カメ」と言うのは既に定着していて、
「デジカメ」「パチカメ」「1カメ、2カメ、3カメ」
等は普通に使います。しかし「防カメ」は初めて見ました。何だが、
「出歯ガメ」
のようでもありますけど、「防カメ」・・・。
(追記)
4月7日の日本テレビ「every.」で、
「NHK『クロ現』問題」
というサイドスーパーが、画面右上に出ていました。「クロ現」はもちろん、NHKの番組、
「クローズアップ現代」
のことです。
(2015、4、7)