新・ことば事情
5703「G20」
昔は「サミット」の日本語訳で、
「先進国首脳会議」
と言って、その参加国が、
「アメリカ・イギリス・フランス・ドイツ・イタリア・カナダ・日本」
の「7か国」だったことから、
「G7」(ジーセブン=Gは「グループ」の頭文字」
と言ったわけですが、「ソ連」の崩壊で、「ロシア」もここに加わって、
「G7+1」→「G8」
となり、その後「Brics(ブリクス)」などの中堅国の台頭もあって、いつの頃からか20か国の首脳が集まるようになって、
「G20(ジートゥエンティー)」
となっています。しかし、最近はクリミア半島併合問題などもあって、「ロシア」を呼ばなくなっています。ということは、「G20」ではなく、
「G19」
ではないのか?しかし、そんな呼び方は聞いたことがない。これは、一体どういうことでしょうか?
「G20」のメンバーは変わらないが、不祥事を起こして"出場停止"になっているだけなので、全体の名称である「G20」は変えていないということなんでしょうかね?
それとも、「G7+1」みたいに、
「G20-1」
というような名称が出て来るんでしょうか?「プラス・マイナス」になっているのは、
「いつもロシア」
なんですけど。そういう、
「ソチ」
が取られるかもしれません、ロアシアだけに。
なお、「平成ことば事情3450 G20の読み方」もお読みください。