新・ことば事情
5693「白鵬のアクセント」
横綱「白鵬」の読み方のアクセントですが、
(1) 「ハ/ク\ホー」(中高アクセント)
(2) 「ハ\クホー」(頭高アクセント)
の2種類を耳にします。私は、
(1)「ハ/ク\ホー」(中高アクセント)
です。
なぜ(2)の「頭高アクセント」もあるのか気になっていたのですが、ある日、ひらめきました。本来は、
(1)「ハ/ク\ホー」
の「ク」に「アクセントの山」があると思うのですが、この「ク」が、
「母音の無声化」
のために、
「アクセントが1拍前にずれ」
て、
(2)「ハ\クホー」
と「頭高クセント」で言う人も多いのではないか?ということです。
また、(1)「ハ/ク\ホー」と言う人でも、「ク」は「有声音」で発音している人が多いように思いますが、いかがでしょうか?
あ、それとやはり、大横綱の
「大鵬」
のイメージがオーバー・ラップするので、
「タ\イホー」(頭高アクセント)
と同じアクセント・パターンを取ろうとするのかもしれませんね。
「鵬」の漢字も同じですしね。