新・ことば事情
5685「チンロン」
3月1日放送の日本テレビ『世界の果てまで行ってQ』を見ていたら、イモリさんが「ミャンマー」を訪れていました。その中で、
「チンロン」
というスポーツ(?)が紹介されていました。これは、6人ぐらいが輪になって、その真ん中に1人が入って「ボール・リフティング」をやる「蹴鞠」のような競技のようです。
それを見て私は、
「あ!『セパタクロー』だ!」
と思いました。「セパタクロー」は「マレーシア」かどこかでしたよね、起源は。しかし「籐(とう)でできたボール」は同じような感じですが、「セパタクロー」がバドミントンみたいなコートで「3人対3人」で対戦するのに対して、この「チンロン」は、あくまで「円」になっての「蹴鞠」ですから、やはり違う競技なんでしょうね。
「ウィキペディア」には、こう載っていました。
『チンロンは、主にミャンマーで行なわれている伝統的な遊戯またはスポーツである。(中略)ビルマ語で「チン」は籠、「ロン」は球体を意味する。競技の名称だけでなく、競技で使用されるボールも意味する。「チン」のみで競技の名称やチンロン球を指すこともある。』
同じような球技がアジア一帯にあるというのは、何か「つながり」を感じますね。