新・読書日記 2015_030
『購書術~本には買い方がある』(中川右介、小学館新書:2015、2、7)
「読書」ではない「購書(こうしょ)」、つまり「本の買い方」についての本。マニアックである。それもそのはず著者の中川さんは買った本4万冊、作った本・雑誌500冊、書いた本50冊、読んだ本冊数不明という、「本」のプロである。本の「オモテ」と「ウラ」が「ここまでわかってしまって、いいの?」というような本。
著者の中川さんから贈って頂きました。ありがとうございます。
読んでいると、中川さんの本の買い方の歴史が綴られているので、
「本の買い方のテクニック」
について書いてあるというよりは、
「中川さんと本の、おつきあいの歴史」
が書かれているのだと思う。
私も含め「本好きの人」はかなりの部分、「自分と同じようだなあ」と共感を覚えるのではないだろうか。
私が中川さんと違ってやっていないのは「古書店を呼んで買い取ってもらう」ということと、「電子書籍を読む」ということだが、これもそのうち、やるようになるのかなあ・・・。
star4