新・ことば事情
5660「バズる」
ニコ生の「道浦俊彦のことばのことばかり」配信当日、スタッフの西川君から「ネット用語」を教えてもらいました。それは、
「バズる」
というもので、意味は、
「ガヤガヤ言う」
ことなんだそうです。「バズ」、わからんよなあ・・・。あれ?でもちょっと待てよ、
「バズ」って、
「buzz」
だよね。そうすると、「呼び鈴」の「ブザー」と語源は同じじゃないかな?「ブザー」は、
「バズするもの」
で、綴りは、
「buzzer」
なんじゃないかな?英和辞典を引いてみたら、ビンゴ!当たりでした。「ブサー」なら、もう「日本語」だから、そんなに難しい言葉じゃないけど、「ブザー」の語源をそもそも知らなかったってことですね。カタカナで書くと「バ」と「ブ」で、全然違う言葉になってしまってますからね。
あ、そうだ、ディズニーのアニメ映画『トイ・ストーリ』で、緑色の宇宙服を着た主人公の名前も、
「バズ」
じゃなかったか?あれも結構、うっとうしいというか、うるさい役ですよね?調べてみたら、
「バズ・ライトイヤー(Buzz Lightyear)」
という名前でした。
結構、身近に「バズ」はあったんだなあ。
(追記)
そうそう、年末に「アナと雪の女王」の主題歌「Let it go」を英語で歌う機会があったんですが、その時に最後の歌詞、日本語で言うと、
「少しも寒くないわ」
の部分の英語の歌詞は、
「The cold never buzzer me anyway」
だったのですが、この中の、
「buzzer」
は「混乱させる」というような意味のようですが、もしかしたら関係あるのかなあ。
(2015、2、2)