新・ことば事情
5659「日本料理と石庭」
先日テレビで、日本の寿司職人と海外の寿司職人の「寿司対決」というのをやっていました。見ていると、海外の職人さんの作るものは「創作寿司」としては面白かったけど、やればやるほど、日本の「寿司」から遠ざかって行くような感じがしました。
一方、日本の寿司職人の作るものは、寿司その物もさることながら、
「お皿への並べ方、展示の仕方」
に、日本独特のセンスがあるように思いました。黒い四角い皿に並べられた握り寿司の美しかったこと!そして、
「これって、何かに似ているな」
と感じたのです。何に似ているのか・・・そう、
「石庭(枯山水式庭園)」
に似ているように感じたのです。
考えすぎでしょうか?いえ、考えたというよりも、直観的にそう思ったのです。きっと、何か共通点があるんじゃないかな、と思います。