新・ことば事情
5657「ワウリンカか?バブリンカか?」
全豪オープンテニスが始まりました。錦織圭選手、頑張っていますね。
さて、そのテニス選手の名前をカタカナで書く時に、「表記にバラつき」があります。とっても有名な選手はそうでもないんですが、その次に有名な人ぐらいだと、ブレがあります。
例えば、次のような人です。ちなみに「ミヤネ屋」で使った表記が左、「揺れ」が右側です。
<ミヤネ屋> <揺れ=他の表記> <国籍>
ワウリンカ バブリンカ <スイス>
ガルビス グルビス <ラトビア>
ベルディハ ベルディヒ <チェコ>
ドディグ ドディッグ <クロアチア>
このほか、
マリー マレー <イギリス>
というのもありますし、その昔は、
エドバーグ エドベリ <スウェーデン>
もありましたね。
ちなみに、1月20日のNHKの表記(発音)は、「ワウリンカ」ではなく、
「バブリンカ」
でした。改めて、外国人名の「カタカナ表記」は、本当に難しいですねえ・・・。
(追記)
1月25日の深夜のNHKの全豪オープンの放送では、
「マレー」
でした。
(2015、1、26)
(追記2)
1月27日の朝刊各紙は、錦織圭選手の次(準々決勝)の対戦相手を、
「ワウリンカ」
と書いていました。「読売・朝日・毎日」と、「共同通信」の配信を受けた「産経・日経」の5紙です。
(2015、1、27)