新・ことば事情
5649「資料とイメージと再現」
「ミヤネ屋」のスタッフから、こんな質問を受けました。
「映像にスーパーで出す『資料』と『イメージ』の違いは何でしょうか?」
これまでに何度も説明しているとは思うのですが、改めて説明しました。
「『そのものズバリ』の映像だが『その放送用にその日撮影したものではない以前に撮った映像』が『資料』。一方、たとえば『サラリーマンの給与が上がった』というニュースで、『梅田や東京駅八重洲口の横断歩道を歩くサラリーマンなどの映像』を使う場合が『イメージ』。交通事故のニュースで『車が走ってぶつかったであろう目線』でカメラが動いて撮影したものは、厳密に言えば『イメージ』だが、ストレートニュースで『イメージ』とスーパーすることはないね。」
ということで分かっていただきました。
ちなみに「再現」は、
「『そのものズバリの映像』がないために、証言や資料に基づいて『全く別人が演じる』場合。たまに『本人』が演じる場合は『本人による再現』とスーパーします。」
とまあ、こんな感じですかね。