新・読書日記 2015_001
『脱限界集落株式会社』(黒野伸一、小学館:2014、12、1)
去年9月に読んで、「2014読書日記135」に感想を書いた『限界集落株式会社』(黒野伸一、小学館文庫)の続編。『限界集落株式会社』の単行本は2011年11月に出ている。つまり4年前。その続編が、もう出ちゃったわけだ。しかも、某NHKでドラマ化されるらしい。へえー、前の本も面白かったもんねと思って、この新著の単行本を購入。
ほんの3~4か月前に前の本を読んだのに、なかなか登場人物のイメージを思い出せず、100ページ近く読み進んでから、ようやく前に読んだ本の世界と一致して来た。
雰囲気としては、三浦しをんの『神去(かむさり)なあなあ日常』(徳間文庫:「2012読書日記214」で書きました)と似ている。
おそらく、実際の世の中にこういった「限界集落」が増えて来て、それをせめて小説の上では何とかしようという動きなのかな?と感じた。面白いですよ。
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