新・ことば事情
5617「『インスタグラム』の言い換え」
先日、フィギュアスケートの安藤美姫さんが、スペインのハビエル・フェルナンデス選手と付き合っていると、インターネット上に写真を載せて発表しました。そのネット上のアプリは、
「インスタグラム」
という物だったのですが、これは「ツイッター」などと同じく「登録商標」のはず。放送で、そのままの名前で出してもいいのか?というか、
「インスタグラムで発表」
と聞いて、視聴者の皆さんは分かるのか?何か説明文が要るのではないか?という話になりました。「ミヤネ屋」では、
「写真共有サイト」
という説明を付けました。また、11月27日の日本テレビ「スッキリ!!」では、
「写真投稿サイト」
という説明を付けていました。
これに関して12月の「新聞用語懇談会 放送分科会」で各社の委員に聞いたところ、
【テレビ東京】
「写真共有アプリの『インスタグラム』」
「スマホのアプリ」
【NHK】
「インターネット上の画像共有サービス『インスタグラム』」
「写真共有サービス『インスタグラム』」
「スマホ向けの画像共有サービス『インスタグラム』」
【ABC】
「インターネット上の写真投稿サイト『インスタグラム』」
「『インスタグラム』という写真版のツイッター」
という風に説明を付けていることがわかりました。
ネット関連のカタカナ文字は、本当にすぐ新しい物が出て来て、説明が大変ですね・・・。