新・読書日記 2014_174
『株価暴落』(池井戸潤、文春文庫:2007、3、10第1刷・2011、7、15第6刷)
「半沢直樹」シリーズでおなじみの池井戸潤の作品。舞台は、銀行とスーパー。拡大手法が失敗し経営危機に陥っている大手スーパー。ワンマン経営者と取り巻き、ワンマンに反対する勢力、スーパーと一体で融資を続けてきた銀行員と、それをチェックする銀行員。チェックする側の銀行員が主人公。大手スーパー進出の際、それに反対した商店街の個人商店店主とその息子・・・。人間模様が絡み合って、最後まで息をつかせない物語になっています。
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