新・読書日記 2014_172
『MasterキートンReマスター』(浦沢直樹、ストーリー・長崎尚志、小学館:2014、12、3)
懐かしい漫画の「新作」です。その新作も、連載時に全て読んでいますが、単行本が出たことをツイッターで知って、翌日本屋さんで見つけて即購入。改めて、こうして"通して"読んでみると、中身が濃い!『ゴルゴ13』のように、世界の紛争の情勢が分かります。今回は、親子の愛情、仲間との友情、世界の国の民族の情勢、さらに主人公は「考古学者」でもあるので、「ヨーロッパの歴史」も、ストーリーに大きく関係してきます。それがまた勉強になるというか、「古代への情熱」のように、新しい世界に目を向けてくれます。余韻もあります。続きを読みたいです。
今回、画はもちろん浦沢直樹さんで、ストーリーが長崎尚志さん。もう、おなじみのコンビですが、この『Masterキートン』が連載されていた当時は、確かストーリーは「勝鹿北星」という、聞いたことのない名前の人だったけど、あれは、まだ小学館の社員だった長崎さんのペンネームだったのかな?と思って調べてみたら、「長崎尚志=東周斎雅楽=勝鹿北星」説と「勝鹿北星=ラデック・鯨井=きむらはじめ=菅 伸吉(=2004年12月死去)」があるようで、どうやらその辺りは、色々ときな臭くて、関係者以外にはよく分からないみたいです。そんなこととは関係なく、作品はとても素晴らしいと思います。
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