新・ことば事情
5585「女の古」
いつも、言葉の新しい情報を教えて報告してくれる、Mアナウンサー。きょうもエレベーターで会った時に、
「あ、道浦さんに言おうと思ってたんです!」
と言って「新ネタ」を提供してくれました。Mアナによると、
「ある主婦のブログで『おんなのこ』を『女の古』と書いていたんで、これはご報告せねばと・・・」
「え?『女』に『古い』?それは『姑(しゅうとめ)』では?」
と言うと、
「そうじゃないんです、『女の古』と書いて『おんなのこ』と読むんです。でも確かに『女へんに古い』と書くと『姑』ですね」
これはきっと、あれですよ、皆さん。何歳になっても、
「女子」
と言う傾向の"分派化"ですね。「女子」という音の響きが硬いから、
「おんなのこ」
にするんだけど、さすがに文字で書く時には「子ども」ではないので、同音異義語で意味もまあ「エイジング」にふさわしい、
「古」
を充てたのではないか?日々、こういった言葉は進化していますねえ・・・。女性の言葉に関する感覚は素晴らしいです、ハイ。
それにしても「姑」と書いて「しゅうと」とも、「しゅうとめ」とも読むのは、何でかなあ?「しゅうと」には、
「舅」
という漢字もありますが、
「ネズミ男」
みたいな感じの漢字ですね、これ。