新・ことば事情
5580「『カマをかける』のアクセント」
10月21日の「ミヤネ屋」で、ASKA元被告の"愛人"とされる栩内香澄美被告の第4回公判の模様をお伝えしました。その中で、栩内被告がASKA元被告に対して、
「自分の子どもにはしないようなことを、私にはするんだ」
と言ったというのは、実はASKA元被告が自分にクスリを使ったことを「自白」させるために、
「カマをかけた」
のだそうです。(コ、コワイ。)
その「カマ」のアクセントですが、川田裕美アナウンサーは、
「カ/マヲカケ\ル」
と「平板アクセント」で言いましたが、正しくは、
「カ\マヲカケル」
と「頭高アクセント」です。芸能デスクの川田和裕さんと、宮根さんは、正しく「頭高アクセント」で話していました。番組終わりの反省会で川田アナウンサーに、
「アクセント、違うよ。『平板』だと『釜』になっちゃうよ!」
と指摘したら、
「何も疑わずに『カ/マ』と言ってしまいました。気を付けます」
との答えが返って来ました。
そしてけさ(10月22日)、フジテレビの「トクウダネ!」を見ていたら、女性ナレーターが吹き替えで、なんと、
「カ/マ\ヲカケテ」
と「尾高アクセント」で読んでいました。「ザ/マ\を見ろ」みたいなアクセントです。いろんな間違い方があるんですねえ。「2文字の単語のアクセント」って難しいんですね。