新・ことば事情
5573「助詞『に』と『を』」
10月13日、台風19号の中継を見ていて(聞いていて)気になった表現に、
「助詞の『に』と『を』の使い方」
がありました。例えば
「路面をたたきつけるような雨」(NHK広島 12:04 芳川隆一)
「灰色の雲が一面に覆っています」(NHK鹿児島 12:22 大石真弘)
「雨が屋根を打ち付けています」(NHK東京 NC9 22時過ぎ 越塚優)
これらの表現に違和感がありました。これらは、
「路面にたたきつけるような雨」
「灰色の雲が一面を覆っています」(or「灰色の雲が一面に広がっています」)
「雨が屋根に打ち付けています」
ではないのでしょうか?
こういった「助詞の使い方の間違い」は、普段から気になっているのですが、これだけ色んなアナウンサーが使うということは「乱れている」「揺れている」状態だと言えるのではないでしょうか?