新・読書日記 2014_150
『働かないオジサンの給料はなぜ高いのか?~人事評価の真実』(楠木 新、新潮新書:2014、4、20)
タイトルに惹かれて買ったのだけど、ちょっと恥ずかしいから、普段は掛けない紙のカーバーをかけて読みました。(私は「働くオジサン」だと思ってますけどね、人の2倍くらい。)途中で飽きて(?)ほったらかしになっていたのを、ようやく読み終えました。
タイトルの疑問に対する答えは、本書の後半に出てくるが、要は、「一括採用」「終身雇用制度」においては、「若いうちは安く働かせ、年を取ってからその分を支払うという形」だという、まあ、常識的な答え。(それはもう、読む前から知ってましたよ、という・・・)
著者は、『人事部は見ている』『サラリーマンは二度会社を辞める』など、ちょっと魅力的なタイトルの本を出している(読んでないけど、本屋さんで見てタイトルは知っています)。生保会社で長年、人事畑を歩んだ経験で書かれている。この本もやっぱりタイトルで買うよね。内容はそんなに奇抜ではなく、真っ当な感じの本です。会社に縛られずに、自分で生きる道を40代、遅くとも50歳になったら考えておけと。ごもっとも。
本書は、たまたま読んだ、10月13日の産経新聞朝刊でも、取り上げられていました。
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