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『道浦TIME』

新・読書日記 2014_135

『限界集落株式会社』(黒野伸一、小学館文庫:2013、10、13第1刷・2014、3、4第5刷)

 

単行本は2011年11月に出ている。

この本も盛岡駅構内の大きな本屋さんで見つけて購入。帯には「信州、東北で大ヒット!」とあった。関西では売れてないのかな?でも、たしかに本屋さんで見かけなかったな。こういう「ご当地物」は買っておかなくちゃと購入。著者の名前は知らなかったが、略歴を見たら、作品の中に『万寿子さんの庭』というのがあった。これは、何か書評か何かで見て、たしか買っているはず。ちょっと、読みさしになってどこかに埋もれているが・・・。

で、本書であるが、表紙のイラストが「ラノベ」っぽいのだが、内容は、おもしろい!グイグイ読める。主人公が結構スーパーマンで、田舎の人たちは、最初「悪く」描かれているが、だんだん、運命共同体・チームメートになっていく様子が楽しい。地元の行政や、都会の人たちとの関係なども。ちょっとマンガチックかもしれないが、おもしろい。「農業」ということについて、考えるきっかけになるかもしれないなと。こんなにうまくいくことばかりじゃないでしょうけどね。「夢」を描けていると思います。


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(2014、9、26読了)

2014年10月 8日 20:54 | コメント (0)