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『道浦TIME』

新・読書日記 2014_132

『日本をダメにしたB層用語辞典』(適菜収、講談社:2014、9、4)

 

もともと「B層」というような呼び方を作りだし使っているのは、「広告業界」だそうだ。それを社会学的分析に使っているのが著者・適菜収。ザックリ言うと「B層=大衆」だと思うが、本書によると、

「B層とは、大衆社会の成れの果てに出現した今の時代を象徴するような愚民です。『マスコミ報道に流されやすい「比較的」IQ(知能指数)が低い人たち』です」

というように、非常に扇情的で下劣な内容が書かれているが、これに腹を立てたら「ほうら、その通りだから怒ってるんでしょ」あるいは、「あなたはB層ではないんじゃないからいいんじゃですか?」と言われそうだし、なんとも手におえない感じがします。

内容を読んでいると、あまり私は「B層」に当てはまらない感じがするのですが、一部、当てはまる気もする。微妙です。

あんまりカッとならずに、サラッと楽しんで読むぐらいがいいのではないでしょうか?

でも、この本って、読者層をどの辺に考えているのだろうか?どんな人が買うのだろう?・・・・あ、オレか。


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(2014、9、20読了)

2014年10月 8日 10:51 | コメント (0)