新・読書日記 2014_124
『日本劣化論』(笠井潔・白井聡、ちくま新書:2014、7、10)
1948年生まれの笠井と、1977年生まれの白井。親子ほどの年の差のある2人が、世代差を超えての対談している内容を収めたもの。主に「2013読書日記156」で書いた『永続敗戦論~戦後日本の核心』の著者である白井が喋り、年上の笠井は聴き手と言うか、司会と言うか、論議を導く役をしているように感じる。
「2014読書日記098」に書いた本、『愚民文明の暴走』(呉智英+適菜収、講談社)も、年の差のある2人の対談であった。あれは適菜が、年上の呉をかなりリスペクトしていたので、少し恐る恐る・・・という感じがありながらでしたが、こちらはもっと突っ込んで、白井が独走しているように感じた。(今サッカー見ながら書いてるので、表現がサッカー的。お!若武者・武藤が、ナイス先制ゴール!対ベネズエラ戦。=結局2-2の引き分け)
適菜は1975年生まれ、白井は、ほぼ同世代の1977年生まれ。この世代の論客が出て来たのだな、という感じです。
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