新・ことば事情
5544「貧乏パーマ」
いつも言葉のネタを提供してくれるMアナウンサーから、新ネタが入りました!
Mアナも、アナウンス部のアルバイトのKさんから仕入れたネタらしいのですが(Mアナは、話のネタの『問屋』か!?)、
「三つ編みをほどいたあとにパーマのように髪にウェーブが残った状態のことを、
『貧乏パーマ』
と言うそうです。小学生の頃、『三つ編みをして寝ると翌朝パーマになる!』と嬉しがってやったことがありました。今の小学生もやるのでしょうか・・・?!ちなみに、Kさんたちは略して、
『ビ/ン\パ』
と呼んでいたそうです。アクセントは中高です。後輩のHアナウンサーも
『ビンパ、ビンパ!やってたー!』
と言っていました。私は『貧乏パーマ』という正式名称(?)すら知りませんでした。なので大阪弁なのでしょうか?」
「貧乏パーマ」!!
なんともダイレクトな...子どもが作りそうな表現なんでしょうか!まあ、女子の言葉でしょうからね、男である私には縁のない世界ですが。「3拍中高アクセント」は「関西風」ですねえ。
グーグル検索してみたところ(8月27日)、なんと、
「貧乏パーマ」=2万0300件
「三つ編み・ビンパ」=127件
でした。中には、たった2分で仕上がる、おしゃれな「貧乏パーマ」のやり方を書いたサイトもありました。そこには、
「貧乏パーマというネーミングにだまされないで!」
とありました。別に、だましてはないと思うけどねえ。
もしかして載ってるかも...と思って『三省堂国語辞典・第7版』を引いてみたら・・・
やっぱり載っていませんでした。「貧乏○○」で載っていたのは、
「貧乏ヒマなし」「貧乏くじ」「貧乏性」「貧乏ゆすり」「貧乏ゆるぎ」「貧乏揺るぎもしない」
だけでした。それにしても、色んな言葉があるものです。